長崎県弁護士会所属

弁護士歴30年、長崎県弁護士会会長を経験した代表弁護士をはじめ、4人の弁護士が対応します

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ご本人でされた調停が不成立になった後,弁護士が交渉を受任し,話合いで離婚できた事例

状況

Sさんは,妻と20年以上前に結婚をし,子供も成人しています。

Sさんは,結婚後しばらくして,妻との仲が悪くなり,長期に亘って別居をしています。
Sさんの妻のから裁判所に離婚調停を申立てられ,Sさんは,数回,調停に出席しました。Sさんも妻も離婚をする点では合意ができました。
しかし,現在,妻が住んでいる自宅マンションについて,Sさんが債務者となり,住宅ローンを組んでおり,妻からは,住宅ローンについて,他から借入れをしてでも完済させ自分の名義にして欲しいという要望が出ました。
Sさんも住宅ローン残っている自宅マンションで暮らす意思はなく,住宅ローンの残額についての妻の負担額によっては,合意したいと考えていました。
裁判所での調停では,額の折り合いがつかず,調停は不成立となりました。
調停が不成立になった後,Sさんは,話合いがまとまるまで,あと少しのところまで来ていたので,弁護士に間に入ってもらって,もう一度,妻と話し合いをしたいと考え,弁護士に相談に来られました。

弁護士の関わり

弁護士は,Sさんの代理人となって,Sさんの妻と離婚後の財産分与の交渉をしました。
そして,住宅ローン残高について,半分ずつの折半でSさんと妻が負担するという合意を得ました。住宅ローンについて,Sさんと妻は半分ずつ出し合って完済をした上で,それまでSさんの名義だったマンションを妻の名義に変更しました。
その他,Sさんの私物の受け渡し等についても弁護士が間に入って調整をし,Sさんと妻は,話し合いで離婚することができました。
離婚調停不成立後に,再度,話し合いで協議離婚ができたことで,短い期間で離婚が可能となりました。

補足

住宅ローンなどの債務が残る場合,どのように解決するかは難問です。
債務を支払えない場合には,ローンをどちらが負担するか,その家に誰が住むか,家を売却するかといった様々なことを考えて解決しなければなりません。おひとりでは太刀打ちできないと思いますので,弁護士への相談をまずはお薦めします。
この記事を担当した弁護士
弁護士法人ユスティティア 代表弁護士 森本 精一
保有資格弁護士、1級ファイナンシャル・プランニング技能士
専門分野企業法務、債務整理、離婚、交通事故、相続
経歴
昭和60年3月
中央大学法学部法律学科卒業
(渥美東洋ゼミ・中央大学真法会
昭和63年10月
司法試験合格
平成元年4月 最高裁判所司法修習生採用(43期司法修習生)
平成3年4月
弁護士登録(東京弁護士会登録)
平成6年11月
長崎県弁護士会へ登録換
開業 森本精一法律事務所開設
平成13年10月 CFP(ファイナンシャルプランナー上級)資格取得
平成14年4月
1級ファイナンシャル・プランニング技能士取得
平成25年1月
弁護士法人ユスティティア設立
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